組織論からみた病院経営

国立大学病院でもここまでやれた!
レジェンドの語るV字回復のアクションプラン
― 小倉真治 岐阜大学医学部附属病院前病院長による7つの戦略 ー

本書は、国立大学病院の病院長という立場で,患者さんにとってよりよい医療を提供するという目標に向けて病院全体がどのようにして全体最適化を図っていったか,という過程を病院長の任期が終わって半年ほどかけて何度も講演で話したことをフィードバックしながら作り上げました。
いろいろな障害がありましたが,「諦めないこと」「正しい目標を立てておくこと」ができれば助けてくれる人が増えてくることを述べています。
私のものの考え方は一般の医療者のなかでは変わっているかもしれません。
ただ、救急医学というフィールドでは当たり前の考え方であり,それを実践したのが本書です。
頭ではわかっているけれど、という人はぜひ本書を手にとって実践してみてください。
今日から世界が変わります。

2019年10月22日付 岐阜新聞