病院を支える人たち―病院長とゆかいな仲間たち

”最高の患者サービスを提供する最高の病院”の確立を目指す。岐阜大学医学部附属病院前病院長と院内のさまざまな職種との対談を収載。

本読は岐阜大学医学部付属病院院長であった小倉真治教授が「院長と多職種との対話」という形式によって、地域にとってなくてはならない大学病院の躍動を描いたものです。
今や、病院は提供する医療の質を維持・向上させると同時に、健全な経営の手腕も問われていて、それらは病院運営におけるガバナンスの発揮でもあります。
このことは院内外の多くの職種による調和と共鳴があって初めて成立します。
この具体的な状況が、大学病院を支える多職種の紹介とともに説明されていきます。
本書は多くの医療者にとってガバナンスの基本骨格を整理するうえで、また医療を受ける患者の立場からは病院医療をつぶさに理解するために大いに役立つことを確信します。

有賀 徹(独立行政法人労働者健康安全機構理事長)